賃貸物件に居住していると、毎月家賃が発生します。何かが手元に残るわけでも無いし、このまま払い続けても無駄なんではないだろうかと思う人も少なくありません。
また、転勤などで引っ越しが多い人は物件を購入するということは難しいかもしれません。

今のまま家賃を払い続けることに疑問がある人はどういった行動を起こすといいのでしょうか。

賃貸と購入で悩んでいる場合には誰に相談するのがいいか

自分の住まいを賃貸にするか購入するかと悩んでいる人も多いでしょう。決して安いとは言えない金額ですから、誰かに相談したいと考えるのは当然のことです。しかしいったい誰に相談するのがいいのでしょうか。

不動産会社に相談する

賃貸も販売も手掛けている不動産会社に相談するという意見も聞かれますが、それが正解というわけではありません。聞く人によって答えは変わってくるので、相談して意見を求めるのであれば、幅広い人に話を聞いてみるのがおすすめです。

不動産会社は、自分の会社に利益があることを勧めてきます。そのために、月々の家賃と住宅ローンの支払いが同じような金額であれば、物件購入を進めてくることが多くなります。
商売をしているのですから、この意見はある程度予想できることとも言えるのです。

実際の物件購入者に相談する

実際に物件を購入した人に意見を聞くことも貴重な意見です。この場合も、月々のローンの支払いや物件の維持費に関してやりくりが問題なければ、賃貸よりも購入を助言されることが多くなります。

一方で、物件を購入するということは月々のローン以外にも維持費や税金がかかってきます。これらは賃貸では発生しない費用となり、予定外の出費と頭を抱える人もいるのです。こうした人たちにとっては、賃貸でいたほうが気が楽と感じる人も少なくないでしょう。

参考にした意見は自分に置き換える

つまり賃貸か購入かの相談をした場合、聞く相手によってその意見は様々です。自分の状況が他の人と同じであるわけではないので、意見は幅広く聞いたうえで、自分に置き換えて冷静に判断することが望ましいのです。

今後の生活のことを考えた場合に切り替える人が多い

賃貸と購入で悩む人が、実際に切り替えるポイントとはどういったことがあるのでしょうか。

結婚や子供ができたタイミング

最も多いのは、家族が出来て将来の設計を見直すというパターンでしょう。
結婚した時や子どもが出来て小学校に入学するタイミングといった、人生設計が大きく変わる時に賃貸か購入かの決断を下す人が多いとされています。

住宅ローンを組むためには、年齢や収入の制限がある場合が多いので、ある程度仕事が落ち着いてきて、年齢もなるべく若いうちに住宅ローンを組みたいと考える人が多いのです。

老後を考えるタイミング

それ以外にも、老後のことを考えたタイミングに決断する人もいます。今まで賃貸物件に住んでいた人でも、定年が近づいてくることで考えが変わる人は多いです。賃貸に住んでいれば、維持費や税金などの費用は発生しませんが、定年退職した後も同じ金額を家賃として支払い続けなければならないのです。

収入が年金だけとなった場合、こうした家賃の負担は少なくありません。そこで、退職金や今までの貯蓄などを活用して、老後のために自分たちの住まいを購入するという人も増えています。
子どもが自立した後であれば、たくさんの部屋は必要ないですし、中古物件を購入して費用を安く抑えるという工夫も出来るでしょう。

マンションなら賃貸と購入どっちがお得?

自分の住まいに、庭などのスペースを必要としないのであれば、管理のしやすいマンションを選ぶ人は多いです。マンションには賃貸と分譲がありますが、どちらの方が魅力があるのでしょうか。

賃貸マンションで発生する費用

お金に関することで言えば、賃貸マンションであれば当然毎月の家賃が発生します。しかし維持管理費や固定資産税などはかからないために、月々の生活費の計算はしやすいと言えます。ただし家賃は、住み続ける限り永遠に続きます。家族構成が変わって、小さな住まいに引っ越す場合には、新たに引っ越し費用や敷金等が発生することとなります。

分譲マンション購入で発生する費用

分譲マンションを購入した場合は、マンション自体の購入費用が大きくかかってきます。もし退職金などを元手に購入費用を賄っていれば、管理費・修繕積立費・固定資産税が死ぬまでにかかる費用であり、家賃と比較するととても小さな負担で済むのです。

一生に支払う金額は同等となった場合でも、負担が毎月一定にかかる賃貸と、購入時に大きな負担がかかる分譲では同じマンションでも大きな違いが生まれることとなります。人生において住まいは欠かせないものです。

高齢になると住みやすくリフォームを希望する人も多いでしょう。賃貸は基本的にリフォームは難しいものです。今の生活スタイルがいつまでも続くのではなく、年齢と共に生活は変化するということは頭に入れておく必要があるでしょう。

賃貸から憧れの一軒家を購入したときにかかる負担とは

今まで賃貸物件に住んでいた人が憧れの一軒家を購入した場合には、どのような変化が起きるのでしょうか。一軒家を購入する場合、多くの人は住宅ローンを組むことでしょう。住宅ローンは月々の返済費用があらかじめ決まっているので、家賃と同じように計算はしやすいものです。

一軒家購入で発生する費用

しかし一軒家を購入すると、今までにはなかった費用も多く発生します。賃貸物件では発生しない固定資産税・都市計画税がこれにあたります。住んでいる市町村によっても金額は異なりますが、土地と建物両方に税金はかかってきます。

ただし建物の評価額は年数ごとに低くなるので、長く住んでいれば建物にかかる税金はだんだん下がっていくのです。もちろん住宅ローンも完済してしまえば、それ以降は一切費用はかかりません。

マンションの場合は完済しても管理費や維持費は継続して必要ですが、一戸建ての場合はこうした管理費等はいらないというメリットはあります。

小さな子供がいる場合、一戸建てのほうがいいという人もいます。分譲マンションの遮音性などは年々よくなってはいますが、やはり生活音に関するトラブルは階下や隣人などでは起こりやすい傾向があります。部屋の中を足音を立てて歩き回ったり、庭を走り回ったりできるというのは、子どもがいる家庭では魅力的ともいえるでしょう。

ただし、いくら小さな庭であっても放置しておくと草は生えます。マンションなどのように共有部分を掃除してくれるような人もいないので、家の中だけではなく外にも気を遣う必要があるというのは一軒家ならではかもしれません。

一人暮らしなら賃貸と購入どちらがいいの?

家族を持っていれば、生活スタイルや家族構成によっても賃貸と購入のメリットは変わります。では一人暮らしの場合はどうでしょうか。とりあえず結婚などでライフスタイルが変わる予定がないとした場合の、双方のメリットは気になるところです。

一人暮らしで物件購入する場合

一人暮らしで物件を購入するのはもったいないと感じる人も多いでしょう。賃貸であれば、気分によっても住まいを変えることは簡単で、転職をした際に職場に近いところへ引っ越すことも可能です。しかし毎月の家賃が一生発生するところはネックともなります。

一人暮らしでも物件を購入する人が増えているというのは、月々の家賃がもったいないというだけではないのです。将来のことを考えた場合、賃貸はリスクを伴うこともあります。
賃貸物件の中には、高齢者にはあまり貸したくないというオーナーが実は多く存在します。認知症などが発生した場合の介護の問題や、万が一の孤独死といったことによるリスクを避けるためです。

持ち家であれば、一生住み続けることは可能となりますから、住まいに関しては安心です。また、介護が必要になった場合や生活に変化が訪れた場合、持ち家を資産として売却することも出来ます。
こうした将来の安定性を考えて、一人暮らしであっても物件を購入するという人が増えているのです。

住み慣れた今の賃貸物件を購入したい

マンションに多いのですが、今住んでいる賃貸物件を気に入っているから、そのまま購入したいと考える人は少なくありません。しかしそういったことは可能なのでしょうか。

購入可能な場合と不可能な場合

初めからマンション全戸が賃貸契約することを前提としているマンションは、残念ながら購入することが出来ないと言われています。ただし、分譲マンションを購入して賃貸として貸し出している物件であれば、購入することは可能となります。

ただしオーナーチェンジというのは簡単に行えるものではなく、不動産会社だけでなくその物件の本来のオーナーとの交渉などが必要です。手続きは簡単ではありませんが、購入不可能ということではないので地道に交渉を続けてみるといいでしょう。

引越しを伴うと子どもの学校区が変わったり、勤務先への通勤時間が変わったりします。また近隣の住環境も変化するために、気に入った分譲賃貸物件を購入したいという人は増えているのです。
もしこうした将来的な変化のことも含めて賃貸物件を探しているときは、初めから分譲賃貸物件を不動産会社に紹介してもらうといいかもしれません。

ただし、オーナーなどの条件によっては、いくら気に入っていても手に入れられない物件もあることは覚えておきましょう。