転職の際には面接選考を受けることになるケースがほとんどです。
最初に自己紹介を求められたり、最後に自己PRをするように促されたりする機会は多いですが、どのように対応するのが適切なのでしょうか。

選考を通過できるようにするために基本的な話し方をマスターしておきましょう。
回答例を参考にすると自分なりのPRをしやすくなります。

面接で好まれる自己紹介の回答例を知ろう

面接で最初に自己紹介を促されたら、アピールする機会だと判断することが大切です。自己紹介の内容次第で第一印象が変わりますから、合否に大きな影響があります。

基本的な回答の流れとして、自分のフルネームを伝えて挨拶をし、簡単に職務経歴について伝え、その内容に基づいた自己PRをするのが通例です。
さらに採用された際の抱負を告げれば、及第点の自己紹介になります。

一般的な自己紹介の回答例

「私は~と申します。3年間、IT企業でサービスエンジニアとして保守点検を中心業務として行ってきました。細かな点に気づくのが得意で、プラスアルファのサービスをできる点が高く評価されていると考えています。顧客対応力を生かし、御社の売り上げに貢献できるよう努力したいと思います。どうぞ宜しくお願いします。」

志望動機の回答方法

面接では志望動機を聞かれるのが通例です。
志望動機の回答をするときのポイントは、採用担当者の立場に立って内容を考えておくことです。

企業研究を行い、どんな人材を求めているかを把握しておきましょう。それに沿って自分のキャリアから具体的な経験を例示し、企業側の求めている人材として適任であることを示すことが大切です。

志望動機の回答例

「御社では健康食品分野における新規製品開発を行っていると伺いました。薬剤師として医薬品だけでなく、サプリメントの是非についても患者にアドバイスをして喜ばれてきた経験があります。有効成分や患者のニーズに関する知識を活用できると期待して御社の研究開発職を希望しています。」

未経験職種に転職するときの話し方

未経験職種に転職するときには、自己紹介でキャリアを直接アピールするのは困難です。

仕事を通して培ってきた能力やスキル、あるいは前職の業務に要求される性格に着目して話すのが適切と言えます。
転職後の職種でも必要なものを見つけて自己紹介でアピールすると印象が良くなります。

例えば、レストランのホールスタッフから介護施設に転職したいというときには、共通点に着目してみるとお客様を相手にする仕事をしているという点を挙げることが可能です。
そこに着目して、お客様視点での仕事をしていきたいという形で話をするのが効果的です。
ホールスタッフとしてお客様に感謝された経験やトラブルを解決した事例があれば、それを添えるとさらに良いでしょう。

自己PRに盛り込むべき内容と回答例、そしてNG例とは

自己PRは前職の業務での経験に基づき、転職後の現場で企業に貢献するために必要な能力があることを示すのが大切です。
盛り込む内容次第で人材として価値があるかどうかが大きく左右されます。

具体的な回答例

「塾講師として働いてきて教材開発も行っていました。私の発案した教材を使い始めてから生徒の平均偏差値が2ポイントも上昇したという実績があり、創意工夫できる力を御社での商品開発に応用していきたいと考えています。」
NG例として次のようなものが考えられます。

「事務職で6年間働いてきて与えられた仕事を着実にこなしてきました。御社の商品開発職でも地道に仕事をこなして貢献していきたいと思います。」

この場合には商品開発という発想力が必要な仕事に対して、アピールすべきポイントが正しいかどうかで良し悪しが分かれている点に注意しましょう。

SE職に転職するときの自己紹介

SE職に転職するときには、今までIT業界で働いてきたなら直接活用できるスキルをわかりやすく伝えるのが大切です。

未経験の場合には業務内容に直結する経験があれば伝え、特にない場合には性格面でアピールするのが効果的でしょう。
経験があるときには業務内容を明確にし、実力の有無がわかる実績を伝えるようにするとわかりやすいです。

実績は完結に、転職後の活かし方を伝えると◎

例えば、システムインテグレーターで上流工程を担ってきて、年間の売り上げに最も貢献したエンジニアとして社内で表彰されたといった形でアピールすると良い印象を与えられます。

そして、それを強みとして顧客の心を掴み、適切なシステムを提案できるスキルを生かして御社に貢献したいという形で話を締めくくれば良いでしょう。

事務職に転職するときの自己紹介

事務職に転職を希望しているときには、自己紹介で自分が適性が高い性格であることを伝えるのが大切です。

誠実で忍耐力があり、正確に仕事を行える几帳面さもあることが求められます。また、パソコン関係のスキルがあると有利になるのが事務職の特徴です。

面接時にアピールできるポイント

例えばプログラマーならパソコンのスキルはアピールしやすいですが、さらにエンジニアが設計したシステムを正確に作り上げてきたことを伝え、具体的なエピソードを交えて忍耐強く働ける能力があることを示すと良いでしょう。

介護で働いてきたなら丁寧に話を聞き、ストレスを感じさせないように細かなところまで配慮する几帳面さを発揮して喜ばれていたという形でアピールするのは効果的です。

共通項を見つけ出してわかりやすく示し、着実かつ効率的に仕事をしていきたいと伝えられるアピールを心がけましょう。