転職を目指している方は、応募企業に履歴書を提出することを求められるでしょう。履歴書は採用の合否を左右する重要な要素です。企業によっては、面接の前に書類選考を行い履歴書の内容の良し悪しで、応募者をふるいにかけるところもあります。ここでは、履歴書に関する疑問や、押さえておくべき書き方のポイントをまとめました。

転職のときに履歴書のサイズで知っておきたいポイント

履歴書のサイズは2つあります。一つはA4サイズ(広げるとA3)、もう一つはB5サイズ(広げるとB4)です。日本では昔からB5サイズの履歴書が一般的でしたが、現在ではA4サイズの履歴書も広く使われるようになりました。

2種類あるとどちらを使うか迷うかもしれませんが、基本的に企業から指定がなければ、どちらを使っても大丈夫です。
ただし、A4の方が大きいので、記入欄も広くなります。アピールしたい点がたくさんある、という方はA4を選ぶほうがいいでしょう。

一方で、アピールポイントをたくさん書ける自信がない方はB5を選んで、なるべく余白をなくすようにしましょう。また、転職での応募の場合は、履歴書と一緒に職務経歴書の提出を求められることがあります。
職務経歴書はA4サイズで記入欄も広いです。そのため、職務履歴書にしっかりと内容を書く場合は、履歴書に書くことが減るので、B5の履歴書を選ぶのがいいかもしれません。

履歴書のサイズは2つだけですが、種類は色々とあります。自己PR欄が広いものや、志望動機欄に多めにスペースが割かれているものなど、履歴書によって構図は多岐にわたります。サイズを決めたあとは、どの項目をしっかりとアピールできるかで、自分に合った履歴書を選ぶことも大切でしょう。

転職のときに履歴書に貼る写真で知っておきたいポイント

転職において履歴書の写真は、その人の第一印象を決める重要なものです。人事担当者に好印象を与えるために、履歴書の写真で押さえておきたいポイントを紹介します。

まず、写真のサイズは縦4cm×横3cmで、裏面にフルネームを書くことが鉄則です。写真撮影のときは、スーツを着用し、無帽の他、サングラスやマスクなど顔を隠すようなものは着用してはいけません。ネクタイは落ち着いた感じの色を選び、きっちりと締めましょう。

また、髪は清潔感のある髪型にして、寝癖がないようにしておきます。前髪が眉にかかるのはNGです。女性の方は、髪が襟にかかるのでしたら、後ろに流すか結んでまとめるようにして、さらに、メイクは、濃い化粧を避けてナチュラルにしておきましょう。

その他にも、写真に写るときの表情と姿勢も大切です。背筋をぴんと伸ばして、あごは軽く引いてカメラをまっすぐ見つめます。目が細い人は、睨みつけるような印象を与えてしまう可能性があるので、目を開いて黒目がはっきり見えるようにしておきます。
加えて、無表情では、無愛想というという印象を与えてしまうので、口角を上げることも大切なポイントです。

転職のときに履歴書に書く志望動機で知っておきたいポイント

履歴書の中でも、志望動機は重要な項目の一つです。志望動機が稚拙であれば、採用されるのは難しいでしょう。
志望動機を書くにあたってのポイントとしてまず、志望動機は具体的な内容を書きましょう。「貴社の社風に共感しまして」や「御社の業務に興味がありまして」では抽象的すぎて熱意が伝わりません。
応募企業の特色を把握して「競合他社にはない貴社の〇〇に魅力を感じました」と具体的な例を挙げて意欲を示しましょう。

また、転職での応募の場合は、以前の職場を退職した理由も盛り込む必要があります。ここで注意したいのは、退職理由をネガティブな内容にしないことです。あまりネガティブなことを書くと、人事担当者に「後ろ向きな人だ」とマイナスの印象を持たれてしまいます。転職の理由はポジティブな内容にしましょう。

そして、入社後の自分の目指すキャリアも明記します。これまでの経歴で培ったビジネススキルをどう生かせるか、応募企業でどんな業務に挑戦し、何を達成したいのかを書きましょう。
人事担当者は、応募者が会社の社風に合うか、長く勤めてくれる人材であるかも観ています。将来のビジョンが曖昧だと、その点の評価が辛くなってしまいます。

転職のときに履歴書は手書きにするべきか?

新卒採用の場合は、履歴書は個性が出やすい手書きが基本です。しかし、転職の場合は、履歴書を書くときは、必ずしも手書きにする必要はなく、パソコンで作成する方もいます。転職での採用では、過去の経歴や体得したビジネススキルなど、応募者の実績が重視される傾向があるからです。
また、Webの応募フォームから書類を送付したり、メールに添付して履歴書を送る場合も、履歴書はパソコンで作成します。

しかし、企業から履歴書の形式の指定がなく、郵送する場合は手書きにする方が無難です。パソコンで履歴書を作成するのは、文化としてはまだ日が浅く、人事担当者が年配の方だと手書きの履歴書の方が見慣れているからです。
加えて、手書きは書くのに時間がかかりますが、その分、丁寧さがあり、人事担当者に熱意が伝わりやすいというメリットがあります。

ただ、企業からパソコンで作成するように指定があれば、手書きはやめてパソコンで作成するようにしましょう。
特に指定がない場合に、手書きにするかパソコンにするか迷ってしまう方は、応募企業にどちらの形式を推奨しているのか確認をした方がいいでしょう。

履歴書を持参するときに封筒にいれるべきか?

転職に限った話ではありませんが、履歴書を事前に送らずに、面接の日に持ってくるように指定されることがあります。このとき、「郵送するわけじゃないから、わざわざ封筒に入れる必要はない」と思っている方もいるかもしれません。
ですが、履歴書を直接持参するときでも封筒に入れていくことがマナーにかなっています。

履歴書は大切な書類なので、途中で折れたり汚れたりすることがないように、必ず封筒に入れて持っていきましょう。また、封筒をクリアファイルに入れておけばより安全です。封筒は白色で、A4用紙が収まる角形2号を使うようにします。

さらに、履歴書を持参するからといって、封筒に何も書かないのはよくありません。封筒の表に企業の住所や宛名を書く必要はありませんが、左下に「応募書類在中」と赤ペンで書き、定規などを使って四角で囲いましょう。そして、裏面には応募者の住所と名前を記述し、その上の方に履歴書を提出する年月日を書きます。

そして、受付で履歴書を渡す場合は、封筒ごと受付の人に渡してください。一方、面接時に、面接官に直接手渡す場合は封筒ごと渡してはいけません。封筒から履歴書を出してから渡すようにしましょう。

転職のときに使う履歴書のテンプレートの紹介

履歴書は市販されているだけではなく、Webからダウンロードして手に入れることができます。複数の転職サイトに履歴書のテンプレートが用意されています。インターネットの検索エンジンで「履歴書テンプレート」と検索すれば、さまざまな履歴書のテンプレートが出てきます。

その中から、転職情報サイト「転職Hacks」に公開されているテンプレートをご紹介します。「転職Hacks」には次の5種類のテンプレートがあります。

-経歴に自信がある人向け・JIS規格の履歴書テンプレート
-経歴に自信がない・職歴が少ない人向けの履歴書テンプレート
-項目が「志望動機・自己PR・趣味・特技」の履歴書テンプレート
-項目が「志望動機・自己PR・長所短所・健康状態」の履歴書テンプレート
-項目が「志望動機」「自己PR」で「経歴欄が広め」の履歴書テンプレート

それぞれ記入欄が異なっていて、応募者一人一人が、自分が得意なアピールポイントを書くことのできるテンプレートを選ぶことができます。A4サイズの履歴書なので、印刷するときにはA3用紙が必要になります。
家にあるプリンタがA3の印刷できない機種であれば、USBメモリにテンプレートファイルを入れて、コンビニ等のプリンタから印刷するといいでしょう。